二重まぶた信仰を逃れたら
さて、先述の2人の友人にお話を戻しましょう。先ず、険悪な雰囲気を自らをネタに救ってくれた片側ずつ一重まぶたと二重まぶたを持った友人ですが、彼女はいつの頃からか両目とも二重になっていました。大学時代はほとんど合うことが無く、社会人になって再開した時には既に彼女の目は両方とも二重でした。その昔から、具合が悪い時などは両方二重になると言っていたので、ごく自然な変化だったようです。特別、嬉しがっているという感じもありませんでした。一方、問題の一重の彼女はというと、実は今もって、一重のきれいな切れ長の目を持ったすらりとしたオバサンです!あれっきり整形手術の話は聞いたとこがありませんが、もともときれいな顔立ちの上に、お化粧などにきちんと手をかける人なので、きっと大人になって手術の必要などないことに自ら気付いたのでしょう。たまに会う度に、年を取ってもすがすがしい目元の凛とした様子に、嬉しくなります。手術は何にしても、必ずしも成功するものではありません。余計なお世話かもしれませんが、「後悔先に立たず」では、やり切れませんから。
後悔先に立たずとなりませんように+1 !
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